もしも食中毒を発症してしまった場合、病院では内科での治療が行われます。そのため、内科に勤めている看護師は食中毒が発生する季節や食中毒の内容とそれぞれの症状、治療方法などを理解しておかなければいけません。
内科で実際に治療が行われるのは主に外来です。基本的に食中毒の治療では、まず食中毒を起こしている原因を取り除くことが重要視されており、病院に来院された患者に対してどのような食中毒を起こしているのか、原因は何かを特定するための検査が行われます。看護師は患者から食中毒を起こした経緯や内容をしっかりヒアリングする必要があり、症状を確認することが重要となります。
その後は検査結果に基づいた治療が行われるのですが、外来で行われる治療としては、胃洗浄や内視鏡を用いた原因の除去がメインになります。したがって、看護師が直接治療を行うことはなく、主に施術を行う医師のサポートを担います。
そして、軽度の食中毒であれば胃薬が処方されて終了となり、ある程度治療の継続が必要だと判断された場合は入院となることが一般的です。入院になった場合は、処方された薬を患者がきちんと服用しているかどうかの管理や定期的な点滴、症状の変化の観察などが中心となります。
このように、内科で行われる食中毒患者への治療は比較的シンプルなものですが、患者の症状の経過を観察することが看護師の重要な役割だと言えます。
内科への転職を検討する際は、看護師にとって役立つサイトを参考にしつつ、食中毒患者への対応に関する知識をしっかりと身につけておくと安心です。